2008年10月21日

歌舞伎座、再来年4月公演を最後に建て替えへ

昨日≪10/20(月)≫各メディアで既報の通り、東京・銀座の歌舞伎座が複合ビルへの建て替えのため、
再来年≪2010(平成22)年≫4月公演を最後に閉館・解体されるとのこと…(;o;)

もうずっと以前からウワサになっていたので、とうとう来たか…という感じですが、
いざ発表を聞くと、やっぱり寂しく思うもので…もうやだ〜(悲しい顔)

移動するにも急な階段ばかりで、エスカレーターやエレベーターもないけれどあせあせ(飛び散る汗)
“歌舞伎の殿堂” と呼ぶにふさわしい、伝統と格式高い建物が魅力のひとつでしたから黒ハート

せめて大阪松竹座のように外観だけでも残して欲しいものですが、
銀座の地に残るだけでも良しとしなければならないのかなぁ…とたらーっ(汗)

さて、来年1月から16ヶ月間にわたって興行される “さよなら公演” るんるん
「助六」「暫(しばらく)」「勧進帳」などの歌舞伎十八番のほか、
 「仮名手本忠臣蔵」「白浪五人男」など人気演目がそろいそう (byスポニチ
” との予想もありますが、
劇場やHPを通して、観客からも演目や配役のアンケートを募るそうでるんるん
ワタシとしては旧宝塚大劇場と同じく、最終公演が「忠臣蔵」なら嬉しいなぁ〜と黒ハート

そして、特別興行の “俳優祭” で、華々しくトリを飾るexclamation×2 というのは如何でしょうかexclamation&question
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2007年10月29日

名古屋御園座吉例顔見世観劇記≪夜の部編≫

10/21(日) “6時間15分歌舞伎漬けの名古屋日帰りの旅” の、
名古屋御園座吉例顔見世観劇記≪昼の部編≫に続く、今回は≪夜の部編≫です♪

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鳴神:

主役の鳴神上人と雲の絶間姫が、
市川新之助(海老蔵)&中村芝雀の2002(平成15)年4月御園座と、
尾上松緑&中村鴈治郎(坂田藤十郎)同年12月南座以来、
約4年10ヶ月ぶりに観るとは、とても思えなかったんですがあせあせ(飛び散る汗)

昼の部の「毛抜」と同じく、成田屋のお家芸 “歌舞伎十八番” の、この演目を
市川宗家の團十郎≪鳴神上人≫が、風格と余裕たっぷりに見せてくれまして黒ハート
ただ、鳴神が破戒し堕落して行く伏線が、何処かしらにじみ出ていたように感じたのは、
この方の大らかな持ち味ゆえかなぁ〜と思いましたけどあせあせ(飛び散る汗)

一方、雲の絶間姫を演じたのは、音羽屋の御曹司・尾上菊之助黒ハート
團十郎曰く「いちばん歳の離れた相手役」とのことでしたが、
臆することなく、凛とした美しさと匂い立つような色香で、これまた見応え十分ハートたち(複数ハート)

初顔合わせとは思えないほど、配役もピッタリで、とても好印象でしたわるんるん

達陀:

「鳴神」同様、2002(平成15)年12月南座以来ですけれど(^^;)
実は、昼夜通して最も観たかった演目で…るんるん

練行衆の激しい行法の群舞は、もぅ〜 “Japanese Dansing Revue” exclamation×2
歌舞伎舞踊にしては斬新な振付&音楽で、フォーメーションもバッチリ決まっているし、
しかも、それぞれの見せ場が、まるで男役トップスター、娘役トップスター、
男役準トップ、中堅、若手と、「これは “宝塚歌劇” かexclamation&question」と思えるほどあせあせ(飛び散る汗)

ちなみに、達陀初演≪1967(昭和42)年≫の翌年に、
振付・主演の二世尾上松緑が宝塚歌劇を初めて演出したのは、
劇団関係者がこれを観て、招聘を決めたのではないかと思うのですが…るんるん

それに加えて、青衣の女人≪尾上菊之助≫の煩悩を振り払い、
荒行に勤しむ僧集慶≪尾上菊五郎≫が、先ほどの鳴神上人とは実に対照的であせあせ(飛び散る汗)
「鳴神」 「達陀」 と続けて上演したのも、より効果的だったと思いますわ黒ハート

義経千本桜 川連法眼館の場:

通称 “四の切” と言われている、この作品は、
忠信/源九郎狐が中村獅童の2003(平成16)年1月浅草公会堂と、
同じく中村勘三郎の昨年12月南座に続く、3度目の観劇るんるん

前2回がいずれも音羽屋型での上演に対し、今回は澤潟屋型ということで、
“狐言葉” と言われる独特の台詞回しや、源九郎狐⇔忠信の早替わり、
狐忠信vs荒法師の立ち回りに、幕切れには宙乗りと、ケレン味たっぷりの演出るんるん

市川猿之助から直々に指導を受けた海老蔵の狐忠信は、
澤潟屋型をそのままなぞったかのような、裏声と体育会系の狐でダッシュ(走り出すさま)
鼓を与えられて嬉しさのあまり宙乗りで大はしゃぎする姿は、
すぐ近くで観られて嬉しかった半面、ハラハラ・ドキドキものでしたがあせあせ(飛び散る汗)
こういう感情表現がハッキリした狐もありかなぁ〜と思わせる、
不思議な魅力に溢れていましたわ黒ハート
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2007年10月27日

名古屋御園座吉例顔見世観劇記≪昼の部編≫

やっとこさ(^^;) “6時間15分歌舞伎漬けの名古屋日帰りの旅” のメイン・イベントから…

10/21(日)昼夜通しの通称 “歌舞伎マラソン(^^;)”
名古屋御園座吉例顔見世観劇記≪昼の部編≫でするんるん

☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆

昼の部のチケットは、奥の手を駆使してゲットした某新聞社の三等席入場引換券チケット
これを開演1時間前の10::00から座席券に交換してもらうのですが…

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…何とexclamation 三等席完売につき今回は特別に一等席に交換してくれて、
最後尾ながら1階サブセンターのお席をゲットexclamation×2 \(^o^)/

ちなみに、このお席からの眺めを、
御園座開演前の恒例るんるん 緞帳お披露目会でご紹介すると…

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【写真左】 富士に献花(片岡珠子) 提供:松坂屋/松下電器産業
【写真右】 千羽鶴(加山又造) 提供:丸栄/三菱電機

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【写真左】 十二支(松村公嗣) 提供:松坂屋/トヨタ自動車
【写真右】 喜久遊舞(牧進) 提供:三越/ブラザー工業

…いつもの二階席とは違う見晴らしが、とても新鮮で良かったです黒ハート

☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆

そんなこんなであせあせ(飛び散る汗) 昼の部が始まりまして…

毛抜:

2002(平成14)年10月御園座、2005(平成17)年4月歌舞伎座以来3度目の観劇るんるん

どちらかと言うと、市川團十郎主演≪粂寺弾正≫の歌舞伎座公演が印象深いのですが、
スケールが大きくておおらかな團十郎と異なり、
メリハリのある演技ともども、愛嬌たっぷりに見せていたのが尾上松緑らしいところ黒ハート

しかし、その他の配役は、同じ歌舞伎座版の中村時蔵≪腰元≫や
中村勘太郎≪若侍≫、市川團蔵≪家老≫が役柄にハマっていただけに…ねぇたらーっ(汗)
今回は年齢層が高く感じられて、ちょっとネックだったかと思いましたわあせあせ(飛び散る汗)

かさね:

こちらは、片岡仁左衛門≪与右衛門≫&中村魁春≪かさね≫で上演された
2003(平成15)年10月御園座以来、4年ぶり2回目の観劇るんるん

市川海老蔵と尾上菊之助が揃っただけで、まるで一対の絵のような美しさハートたち(複数ハート)
それだけに、ふたりが怨念に翻弄されて心身ともに変貌していく様は
おどろおどろしいものがありましたが、
そこは若くて美形のコンビらしく、様式美で見せた舞踊劇でしたね黒ハート

権三と助十:

昼夜を通して唯一初見の演目で、上演時間は序幕50分・二幕30分の計80分時計
ただ、冒頭の場面≪長屋の井戸替え騒動≫は楽しく観ていたんですが、
本編の推理劇に入ってからを、もう少しテンポアップすれば良かったかと…あせあせ(飛び散る汗)

しかしながら、成田屋(市川團十郎≪権三≫)の世話物狂言はちょっと意外でしたが、
某ブログにあった「アーウーべらんめえ」ではなくあせあせ(飛び散る汗) ちゃんと台詞も入り、
気心知れた尾上菊五郎≪助十≫とのコンビということもあって、安心して見られましたし、
河原崎権十郎≪助十の弟≫や市川團蔵≪左官屋≫が持ち役を手中に収めていたのも、
これまた大きかったんじゃないかなぁ〜と黒ハート

それにしても、市川左團次≪家主≫や中村魁春≪権三の女房≫の出演はこの演目のみ、
澤村田之助≪小間物屋≫に至っては最後に一瞬だけ登場とは、実にもったいないことであせあせ(飛び散る汗)
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2007年08月29日

京都南座吉例顔見世興行:日程・演目・配役発表

本日配信の チケットホン松竹(関西)インフォメールVOL.81と、
スポニチ東京版ニッカン大阪版サンスポ(※いずれも通信社の配信記事)によると、
年末恒例の京都南座吉例顔見世興行の、
日程・演目・主な配役が発表されたとのことでするんるん

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京都南座12月公演 11/30(金)〜12/26(水)
     京の年中行事 當る子歳吉例顔見世興行 
               東西合同大歌舞伎 二代目中村錦之助襲名披露


東西の人気役者が一同に集う京の師走を彩る吉例顔見世興行。
本年は、信二郎改め二代目中村錦之助襲名披露ともなり、
顔見世らしく昼夜とも見逃せない演目、
そして 藤十郎、富十郎、菊五郎、幸四郎、仁左衛門、梅玉、
我當、左團次、秀太郎ら豪華な顔触れが揃い、歌舞伎の祭典を祝います。
是非絢爛たる舞台をご堪能下さい。

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昼の部≪10:30開演≫

1、「将軍江戸を去る」
     徳川慶喜:梅玉、高橋伊勢守:秀太郎、天野八郎:進之介、山岡鉄太郎:我當
2、「勧進帳」
     武蔵坊弁慶:幸四郎、富樫左衛門:信二郎改め 錦之助、亀井六郎:翫雀、
     片岡八郎:高麗蔵、駿河次郎:梅枝、常陸坊海尊:錦吾、源義経:藤十郎
3、「義経千本桜 すし屋」
     いがみの権太:菊五郎、弥助実は三位中将維盛:時蔵、娘お里:菊之助、
     若葉の内侍:東蔵、鮓屋弥左衛門:左團次、梶原平三景時:富十郎
4、「二人椀久」
     椀屋久兵衛:仁左衛門、松山太夫:孝太郎

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夜の部≪16:20開演≫

1、「梶原平三誉石切 鶴ケ岡八幡社頭の場」
     梶原平三景時:幸四郎、六郎太夫娘梢:高麗蔵、
     青貝師六郎太夫:錦吾、俣野五郎景久:愛之助、大庭三郎景親:我當
2、「寿曽我対面」
     曽我五郎時致:信二郎改め 錦之助、曽我十郎祐成:菊五郎、
     大磯の虎:秀太郎、化粧坂少将:扇雀、喜瀬川亀鶴:梅枝、
     八幡三郎:愛之助、近江小藤太:松緑、小林妹舞鶴:時蔵、
     鬼王新左衛門:梅玉、工藤左衛門祐経:富十郎
3、坂田藤十郎喜寿記念 「京鹿子娘道成寺」
     白拍子花子:藤十郎
4、「河内山 質見世より玄関先まで」
     河内山宗俊:仁左衛門、松江出雲守:翫雀、腰元浪路:孝太郎、
     近習頭宮崎数馬:愛之助、重役北村大膳:團蔵、
     和泉屋清兵衛:東蔵、家老高木小左衛門:左團次
5、上 「三社祭」 
     悪玉:松緑、善玉:菊之助
  下 「俄獅子」
     鳶頭:翫雀、芸者:扇雀

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このうち、ワタシが未見なのは、
歌舞伎舞踊≪昼の部「二人椀久」/夜の部「三社祭」「俄獅子」≫の3演目だけであせあせ(飛び散る汗)
“二代目中村錦之助襲名披露” なのに、口上が上演されないのが「??」ですし、
昨年とは配役が異なるものの、
二年連続で「寿曽我対面」「京鹿子娘道成寺」≪いずれも夜の部≫というのも、
どうかと思ったのですが…たらーっ(汗)

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なお、チケット代金は、特別席¥26,250、一等席¥24,150、
二等A¥11,550、二等B¥9,450、三等席¥7,350、四等席¥5,250 で…

一般発売は、電話・Webとも
前半≪11/30(金)〜12/13(木)≫が 11/15(木)10:00〜
後半≪12/14(金)〜12/26(水)≫が 11/29(木)10:00〜 とのことでするんるん
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2007年07月14日

市川海老蔵、けがで大阪松竹座七月大歌舞伎を休演!!

松竹の歌舞伎公式ウェブサイトをはじめ、
朝日毎日読売スポニチニッカン報知サンスポ中スポデイリーの各紙報道によると、
現在大阪松竹座の七月大歌舞伎に出演中の市川海老蔵が、
昨日≪7/13(金)≫昼の部の「鳴神」終演後に風呂場でケガをし、
以後の出番を休演したとのこと…がく〜(落胆した顔)

7/26(木)の千秋楽まであと2週間ほどありますが、
9月に「ドラクル GOD FEARING DRACUL」(東京・渋谷シアターコクーン)、
10月には「吉例顔見世」(名古屋御園座)を控えているだけに、
“右足の裏を数針縫合し、ひとりでは歩けない状態” では、
このまま大事を取って舞台降板になりそうな感じですねぇ…もうやだ〜(悲しい顔)
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2007年06月03日

5/19(土)團菊祭五月大歌舞伎
「泥棒と若殿/め組の喧嘩」一幕見席観劇記

5/19(土)〜20(日)の “歌舞伎&相撲&ウィーン版エリザベートの♪
                         東京1泊2日の旅≪前編後編≫” から…

国技館での大相撲初観戦に並ぶ、もうひとつの5/19(土)のビッグ・イベントが…

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…歌舞伎座にて、この月恒例 “團菊祭五月大歌舞伎” の観劇黒ハート

ホントは、かねてから是非観たかった “め組の喧嘩(夜の部)” だけを観るつもりが、
国技館へ行くにはまだ早い&ネットでの評判が良かったことから、
昼の部の “泥棒と若殿” も観ることにして、
まずは一幕見席≪※詳しくはこちらこちら≫の窓口へるんるん

ところが…

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人気演目 “勧進帳” と続けて観る方々が多く、
大雨の中、劇場係員が「立見の場合もあります」と言われるほどの長蛇の列exclamation がく〜(落胆した顔)
それでもポツリポツリと空いていた席に何とか座ることができ、ホッと一安心でしたあせあせ(飛び散る汗)

【泥棒と若殿】

市井物を得意とする山本周五郎にしては、珍しく殿様が登場する作品でしたが、
細かいところまで実に良く書き込まれていて、前評判通りジ〜ンとする佳作黒ハート

特に、生まれながらの立場と責任を家老(秀調)に説得された若殿(三津五郎)が、
城へ戻ることを決意する場面では、「これがエリザベートだったら…」と思ってみたりあせあせ(飛び散る汗)

私事ですけれどあせあせ(飛び散る汗) あまりにも旅行が楽しくて、
最終日には極度の “帰りたくない病” になってしまうところをもうやだ〜(悲しい顔)
この作品のおかげで今回は発症しなかったのが、とてもありがたかったなぁ…とぴかぴか(新しい)

できることなら、舞台の間口が狭い分、
凝縮された劇場空間の京都南座か大阪松竹座で、今度はじっくり観たいですねるんるん

☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆

…で、国技館から再び舞い戻ってみると、
流石に昼の部のような混雑はなかったもののあせあせ(飛び散る汗) 幕見席はざっと一杯の中…

【め組の喧嘩】

ワタシが本格的に歌舞伎を観劇し始めた6年前≪2001(平成13)年≫の2月、
東京・歌舞伎座での十代目坂東三津五郎襲名披露興行の際に
購入した番付(=公演プログラム)を読んで、「次の機会には是非…」と思っていた演目でるんるん

“火事と喧嘩は江戸の華” を如実に表した内容だけあってか、
関西では戦後1回≪1952(昭和27)年4月≫しか上演されていないそうですがたらーっ(汗)
「ホントに喧嘩っ早い人達なぁ〜」と思いながらもあせあせ(飛び散る汗) 観ていて小気味良さを感じた作品黒ハート

ただ、ホンモノの相撲取りを観た直後だけに、首から下までスッポリと胴布団を着込み、
ヘソが “×(バツ)マーク” の相撲取りを観ていると、何だか可笑しくなってきてあせあせ(飛び散る汗)

他にも、遠山の金さんのような豪華絢爛なものから、
ただ線で模様を描いただけのあせあせ(飛び散る汗) 鳶の者たちの刺青や、
彼らが勢揃いして交わした水盃のおかげで、濡れてしまった舞台に、
屋根に上って瓦を投げつけたのには、「そこまでやるか」とツッコミどころ満載exclamation

しかしながら、人海戦術&廻り舞台をフルに活用した大立回りは、
流石に菊五郎劇団らしく、天井桟敷からも見応えたっぷりで面白かったです黒ハート

☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆

…で、ようやく観劇を終えて気づいたのが、尾上菊之助を観てないこともうやだ〜(悲しい顔)

まぁ、前月の名古屋御園座公演があったから、イイんですけどねあせあせ(飛び散る汗)
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2006年12月06日

十八代目中村勘三郎襲名披露展 in 美術館「えき」KYOTO

12/2(土)は、昨年3月から2年近く行われてきた、
十八代目中村勘三郎襲名披露の掉尾を飾る京都南座吉例顔見世興行を、
昼夜通しで観劇♪

ところが!ある日の出勤途中にJR天王寺駅で…

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ジェイアール京都伊勢丹7Fの美術館「えき」KYOTOで開催される
十八代目中村勘三郎襲名披露展のチラシを発見exclamation×2

関西では初の開催となる今回の襲名披露展、
同じ見るなら観劇前の方が値打ちがあるよなぁ〜というワケでるんるん
12/1(金)、つまり展覧会初日=顔見世観劇前日のあせあせ(飛び散る汗)会社帰り(exclamation&question)に…

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京都駅ビルのクリスマスイルミネーションを横目に、行ってきましたるんるん

早速、館内入口で…

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…冬なのに団扇(もちろん無料)を記念にいただきあせあせ(飛び散る汗)

おおよその内容はチラシ裏面の説明通りなのですが、
特に興味深かったのは、連獅子・白浪五人男・今昔桃太郎・夏祭浪花鑑と、
今回の顔見世での披露狂言・狐忠信と白拍子花子の着用衣装や、
勘九郎時代に実際に使用していた鏡台の展示と舞台化粧のVTR、
それに御自身のヤンチャぶりを彷彿させるあせあせ(飛び散る汗)幼少期の写真の数々に、
代表作の名場面をダイジェストで収録した映像シアター黒ハート

この後の移動の都合上、30分ほどしか見て回れなかったのですが、
もっとゆっくりしたかったと思うくらいたらーっ(汗)とても面白くて楽しかったでするんるん

…しかし、南座最寄りの高島屋でも、徒歩圏内の大丸でもなく、
何故に伊勢丹での開催になったんでしょう…ねぇあせあせ(飛び散る汗)
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2006年10月30日

坂田藤十郎襲名披露
御園座吉例顔見世10/15(日)昼の部観劇記

10/14(土)からスタートし、途中で別ネタを挟みながらも(^^;)
旅行編・グルメ編・そして観劇記と2週間にわたって続いた
“グルメ&歌舞伎三昧の♪近江八幡&名古屋2日間” シリーズも、
今回で、いよいよ完結♪

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では、さっそく昼の部を…

【矢の根】

2002(平成14)年7月の大阪松竹座以来2度目の観劇で、
その時の曽我五郎が我當だったこともあるのですがあせあせ(飛び散る汗)
今回の松緑は若武者らしく溌剌としていて、舞台姿が大きく見える感じ黒ハート
でも、この演目って、他の方々の出番はホントにあっという間なんですよね…たらーっ(汗)

【藤娘】

2004(平成14)年5月京都南座の鴈治郎(新・藤十郎)と、
昨年7月大阪松竹座の勘三郎に続く3回目の観劇ですが、時蔵の藤娘は初見るんるん

時蔵と言えば、ワタシの中では“キリリとした女形”という印象なのですが、
過去2回の観劇に比べて、今回が最も可愛らしい藤娘で黒ハート
衣装の早替わりにどよめく客席の反応も面白かったでするんるん

ただ、この早替わりは大木のセットの裏で行なわれているのですが、
「ベルサイユのばら−オスカル編−」で、
大木の後ろを通った瞬間に子供から大人に入れ替わるオスカル&アンドレを、
いつも連想してしまうワタシって…あせあせ(飛び散る汗)

【越後獅子】

初観劇ですが、5年前≪2001(平成13)年2月東京歌舞伎座≫の
三津五郎襲名披露での評判を聞いて、楽しみにしていた演目るんるん

観客もそのあたりはしっかり心得ているのか、
三津五郎が一本歯の高下駄を履くと、大きなどよめきが起きたほどであせあせ(飛び散る汗)
“布さらし(&海老反り)” は勿論のこと、その前の軽やかな拍子取りと、
観ていて全く飽きないのは、日舞の名手・三津五郎ならではexclamation
前半でも、越後に残した家族を想う風情をしっとり漂わせたのも良かったです黒ハート

【盛綱陣屋】

「熊谷陣屋」と混同しそうになるのですがあせあせ(飛び散る汗)こちらも初見の演目るんるん

何と言っても光っていたのは、子役・清水大喜(小四郎)の大健闘exclamation×2
台詞の第一声からハッとさせられたのですが、
この役がコケたら≪失礼あせあせ(飛び散る汗)≫芝居として成り立たない重要な役どころを、
表情といい、視線といい、もぅ〜クギ付けになってしまうほどの演技で、
たいへん素晴らしかったです黒ハート

そんなワケで、役者さんたちの印象が薄れがちなのですがあせあせ(飛び散る汗)
藤十郎(佐々木盛綱)は腹の据わった役どころを重厚に演じて貫禄を見せ、
三津五郎(和田兵衛秀盛)も藤十郎にしっかり拮抗し、一段と充実度が増した感黒ハート

扇雀(篝火)・孝太郎(早瀬)と秀太郎(微妙)の“嫁・姑あせあせ(飛び散る汗)”も、
三者三様の心の揺れがちゃんと伝わってきましたし、
菊五郎(信楽太郎)と翫雀(伊吹藤太)が、いわゆる“ご馳走”だったものの、
昼夜通して一番の顔合わせでしたねるんるん

最後に、今回の祝い幕を名古屋【写真左】と大阪【写真右】で見比べると…

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圧倒的に名古屋の方が派手でしたわあせあせ(飛び散る汗)
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2006年10月29日

坂田藤十郎襲名披露吉例顔見世:10/15(日)中村翫雀トークショー

10/14(土)・15(日)と、2日連続の名古屋御園座吉例顔見世観劇♪

2日目は、ちょうど5年前から参加させていただいている
ごくらく古典芸能の会主催「中村翫雀トークショー」でスタート黒ハート

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ダークグレーの地味なブルゾン姿で入ってこられたので、
少々お疲れ気味かなぁ?と思ったのも束の間、
ドラゴンズのロゴ入りマフラータオルを掲げるファンを見るや否や、
イッキに上機嫌になる翫雀丈グッド(上向き矢印)

…と言うのも、20歳の頃から25年以上という筋金入りのドラファンだそうで黒ハート
セ・リーグ優勝時には中日新聞・中日スポーツに祝福メッセージを寄せるわ、
優勝翌日≪10/11(水)≫の「操り三番叟」ではCDマークの隈取りを披露し、
続く口上でもドラゴンズ優勝のコメントを絡めるわと、
今回の優勝はさぞかしご満悦でるんるん

毎年4月と10月に行なわれる御園座の歌舞伎公演のうち、
前年の中日の成績(3位以上)と自身の出演が合えば
地元開幕戦を観戦できる4月と異なり、
10月出演時に中日のリーグ優勝が重なるのはそう簡単ではないだけに、
ナゴヤドームで日本シリーズ観戦の念願叶って、大喜びのご様子揺れるハート

☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆

初っ端から脱線してしまいましたがあせあせ(飛び散る汗)トークは本題の「坂田藤十郎襲名」へ…

そもそも “中村鴈治郎” の名跡は、
“(市川)猿翁” や “(松本)白鸚” のような隠居名ではなく、
まだ三代しか続いていない、歌舞伎400年の歴史では新興の家系の名跡で…
 ≪今では “成駒(中村歌右衛門家)” と混同されてますがたらーっ(汗)
               中村鴈治郎家は “成駒が正確な屋号とのことるんるん
何でも、初代中村鴈治郎の父の名跡が “(三代目)中村翫雀” だそうなるんるん
 ≪もっとも、父は母や自分たち子供を捨てて役者になったので、
     初代鴈治郎自身は“翫雀”の名跡を継ぐのはイヤだったようで…あせあせ(飛び散る汗)

つまり、成駒家としては
“中村鴈治郎” は “止め名(=一門の最高位の名跡)” であって、
これ以上、別の名跡を襲名することはないにも関わらず、
何故今回、父・三代目鴈治郎が “坂田藤十郎” を襲名することになったのか?

それは、江戸歌舞伎の象徴である “市川團十郎” に対して、
上方歌舞伎の祖と言われる “坂田藤十郎” への深い憧憬があり、
50歳にして≪1982(昭和57)年≫ “近松座” を旗揚げしたのも、
近松門左衛門が藤十郎に作品を多く書き下ろしたからで…

1991(平成3)年に二代目(中村)扇雀から三代目鴈治郎を襲名した時も、
御本人は “鴈治郎“ の名跡を飛び越して “坂田藤十郎” を継ぎたかったのですがあせあせ(飛び散る汗)
成駒家の “止め名” である “鴈治郎” の名跡を襲名しないと…というワケで、
三代目鴈治郎を襲名となったそうで、
一時は、扇雀→藤十郎、智太郎→(五代目)翫雀、浩太郎→(三代目)扇雀と、
親子3人が同時襲名する話もあった位あせあせ(飛び散る汗)

しかし、 “坂田藤十郎” の名跡はあまりにも古すぎるし、
 ≪初世:1647年〜1709年/二世:1669年〜1724年/三世:1701年〜1774年≫
代々伝えられたものではない上に、屋号や家紋も初代の頃はまだ無く、
現在の “山城屋(屋号)” や “星梅鉢(家紋)” は、全て新・藤十郎が考えたものるんるん

つまり、自分で “坂田藤十郎” という名跡を創り上げるのだから、
敢えて “四代目” とは名乗らないんです…と黒ハート

それに、江戸歌舞伎は “形” の継承を重視するのに対し、
同じ “中村鴈治郎” という名跡でも、
二代目(=祖父)と三代目(=父)とでは全く持ち味が違うように、
“自分自身” を重視するのが上方歌舞伎であり、
しかも、芸のない実子に名跡を継がせるより、
娘に芸のある婿を取らせる方が良いという考えから、
上方では、息子より娘が生まれる方が喜ばれていたそうあせあせ(飛び散る汗)

今公演昼の部の「盛綱陣屋」でも、通常は1場面だけのところを、
「陣屋は狭くないから」と、奥座敷の場を加えて2場面で上演しているように、
先代ゆかりの演目がない分、
これからは新・藤十郎自身が “坂田藤十郎” の歴史を創ることになり、
今までとはまた違った演出・違った作品をお見せできると思うとのこと黒ハート
≪ここで、「何しろ “坂田” 姓は坂田藤十郎ひとりだけですから」ともあせあせ(飛び散る汗)

…というワケで、父が成駒家から離れた今、
自分自身が “玩辞楼十二曲” を狙えるけど、おそらく新・藤十郎も演るだろうとあせあせ(飛び散る汗)
夜の部の「口上」で、「ゆくゆくはライバルになれるように…」と述べているのは、
そんな思いがあってのことるんるん

そして、5年前に発表されていた、
五代目翫雀から四代目鴈治郎との同時襲名が立ち消えとなったのは、
これまでの話の通り、あくまでも別個のものである藤十郎襲名と鴈治郎襲名が、
同時襲名だと一連のものとして捉えられてしまうからで…

将来的にも “○代目坂田藤十郎” というものではなく、今回の襲名は、
あくまでも自分で創り上げた “坂田藤十郎” であるとの思いからだそうです黒ハート

☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆

対談形式のトークショーが講演会と化し、
予定時刻をオーバーする熱の入ったトークにぐいぐい引きこまれて、
大学の講義を思い出すほど、熱心にメモをとっていたワタシでしたがあせあせ(飛び散る汗)

今回の藤十郎襲名で、ずっと感じていたふたつの疑問…
「何故 “四代目” を名乗らないのか」と、
「何故(四代目鴈治郎との)同時襲名が立ち消えになったのか」にも、
核心を衝いた言葉を御自身の口から聴くことができ、晴れやかな気分晴れ
≪特に、同時襲名立ち消えの件はタブーかと思っていただけに…ねあせあせ(飛び散る汗)

それに、 “形” の継承を重視する江戸歌舞伎と、
“自分自身” を重視する上方歌舞伎との比較は、
ルーツを辿れば “武家社会の江戸” と “町人社会の上方” に繋がると思うと、
「本当に深い話だったなぁ…」と心から感銘ハートたち(複数ハート)

とてもとても聴き応えのあるトークショーでしたexclamation×2
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2006年10月28日

坂田藤十郎襲名披露
御園座吉例顔見世10/14(土)夜の部観劇記

昨年末の京都南座・顔見世興行を皮切りに、
正月東京歌舞伎座・2月福岡博多座、
そして当ブログでも紹介した7月大阪松竹座と続いた
中村鴈治郎改め坂田藤十郎襲名披露

そのトリを飾るのが、10月名古屋御園座の吉例顔見世で、
10/14(土)に夜の部、翌日≪10/15(日)≫に昼の部を観劇しましたるんるん

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【写真は御園座に掲げられている“まねき”です】

それでは、さっそく夜の部から…

【操り三番叟】

2001(平成13)年7月の松寿操り三番叟」以来に観る三番叟物で、
まずは、翁(左團次)と千歳(亀三郎)の厳かな祝舞でしたが、
左團次の舞踊はどうもピンと来ず、何だかミョ〜な感じでしたけどあせあせ(飛び散る汗)

…と、舞台は松羽目の吊り物が上がって、青空に舞う白鶴二羽の斬新な背景となり、
三番叟の人形(翫雀)と人形遣いの後見(亀鶴)が登場るんるん
三番叟は見た目&化粧のせいか愛嬌たっぷりに見え、
後見が右足で拍子を取って糸を操る様子は、
まるでタップを踏んでいるみたいでしたがあせあせ(飛び散る汗)
ふたりの間に本当に糸があるように見えるのが、これまた不思議るんるん
しかし、亀鶴の出演がこの演目のみとは、何とももったいないことで…もうやだ〜(悲しい顔)

【口上】

下手端から上手へ向かって…
我當・時蔵・扇雀・翫雀・藤十郎・雀右衛門・左團次・三津五郎・秀太郎・菊五郎
…という顔ぶれ黒ハート

どの公演でも口上を述べる前から笑いが起こるあせあせ(飛び散る汗)左團次が、
「襲名を機に恋愛対象の年齢を上げていただければ…」と話せば、
 ≪ちなみに現在の恋愛対象年齢は19歳以下だそうですが…夫人は?あせあせ(飛び散る汗)
「十代の頃からお茶屋遊びを教わった」秀太郎に、
「共通点は奥様が怖いこと」と菊五郎が続けて、
 ≪自身の奥方に対しても「奥様」とは、ホントに怖いということかもあせあせ(飛び散る汗)
「苗字も屋号も家紋も変わりましたが、
決して縁を切ったワケではない」と扇雀が笑わせば、
翫雀は「ゆくゆくはライバルになれるように」と神妙に…

そして新・藤十郎の番では、あちこちから「山城屋〜っexclamation×2」の大向こうの声exclamation

…口上って、いつ観ても華やかでイイものですわハートたち(複数ハート)

【枕獅子】

ワタシにとっては今回初観劇の演目るんるん

廓屋敷の正面の襖が開かれると、台が前方へ押し出され、
その上にいるのは、物憂げに横たわる傾城弥生(藤十郎)かわいい
黒い打掛と藤色の着物姿が、落ち着いた色合いでお似合いだっただけに、
隈取り顔の獅子の精では「えらい変わるもんやなぁ〜」とあせあせ(飛び散る汗)
おまけに、傾城に獅子の精霊が宿ったという設定のせいか、
獅子の白い鬣の下に傾城の黒い鬘の“二重鬘”には違和感を覚えましたし、
70歳を越えての毛振りはパワー十分でしたけど、描く円が…≪以下自粛あせあせ(飛び散る汗)

一方、新造(後に胡蝶)に扮した、子息の翫雀・扇雀ですが、
この役を演るにはトウが立ってしまって、何だかスゴいものを見てしまった気が…あせあせ(飛び散る汗)
もしこれが当初の予定通りに、禿(かむろ)役だったらと思うと…≪再び以下自粛あせあせ(飛び散る汗)

【髪結新三】

こちらも今回初観劇ですが、
ワタシの歌舞伎初観劇≪第3部「怪談 牡丹燈籠」≫だった
1997(平成9)年5月の大阪松竹座公演の第2部で上演され、
当時のプログラムも熟読していた上に、
4年後≪2000(平成12)年≫の東京・歌舞伎座公演を
舞台中継(NHK教育テレビ)⇒ビデオ録画で観ていた位、なじみのある演目黒ハート

但し、勘九郎(現・勘三郎)の新三しか観たことがなかったので、
菊五郎の新三≪今回初見≫は、
“小悪党”にしては貫禄がありすぎかと思いましたがあせあせ(飛び散る汗)
7月大阪松竹座の「魚屋宗五郎」でも見せたアンサンブルの良さや、
七五調の名台詞に江戸情緒の細やかな描写と、流石にまとまった舞台るんるん

他には、盛りを過ぎた親分の味わいが上手く出ていて好演の黒ハート
弥太五郎源七(三津五郎)をはじめ、
「こりゃ新三に騙されるのも分かるわぁ〜」と納得するくらいあせあせ(飛び散る汗)
ラブラブ度いっぱいのハートたち(複数ハート)忠七(時蔵)とお熊(孝太郎)のカップルに、
「この役が好きexclamation」という思いがヒシヒシ伝わってきた下剃勝奴(松緑)、
したたかで狡猾な家主夫婦(左團次&右之助)と、すっかり手馴れたものるんるん

そして、新三vs源七の決闘シーンで…ついに出ましたexclamationアドリブがexclamation×2
仕掛けたのはもちろんあせあせ(飛び散る汗)菊五郎からで、
「おまえ、この前クイズミリオネアで1000万とったんだってなぁ〜exclamation」に、
三津五郎は「うるさいexclamationこれがファイナルアンサーだexclamation×2」の切り返しでしたわあせあせ(飛び散る汗)

しかし、この演目の上演時間は…
何とexclamation映画1本分に匹敵する、休憩なしの2時間15分exclamation×2
終演後は、もぅ〜本当にバテバテでしたわぁ〜あせあせ(飛び散る汗)
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2006年09月10日

十八代目中村勘三郎襲名披露松竹大歌舞伎 神戸公演観劇記

9/9(土)は…

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久しぶりに神戸へ♪

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まずは三宮からスタートし、センター街から南京町…

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ポートタワーを横目に元町商店街まで西へ進み、湊川神社を北上して着いた先は…

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十八代目中村勘三郎襲名披露 松竹大歌舞伎」を上演する神戸文化ホール

関西のお目見えは昨年7月の大阪公演以来ということもあって、
ホール内は女性客を中心に超満員exclamation
歌舞伎座や御園座のように、舞台の間口が広いのが、
大阪松竹座や南座で見慣れている身には、とても新鮮でしたねるんるん

【昼の部】

本朝廿四孝 十種香:

 この演目を観るのは、2002(平成14)年4月歌舞伎座の中村魁春と、
 昨年12月南座顔見世・坂田藤十郎の、襲名披露興行以来るんるん
 今回は、主役の八重垣姫を藤十郎の二男・扇雀が演じたものの、
 女房役を見慣れてしまったせいか、姫役がハマって見えずたらーっ(汗)
 長尾影虎:勘乃丞≪源左衛門(病気休演)代役≫も力量不足で、
 タイヘンですけど、やはりこの役は弥十郎で観たかったなぁ…とたらーっ(汗)
 しかしながら、武田勝頼:七之助の華やかで気品溢れる立役ぶりと、
 腰元濡衣:芝のぶ≪勘太郎(負傷休演)代役≫の堅実な演技が救いでしたね黒ハート

口上:

 襲名披露の当人自らが仕切る口上も珍しいのですがあせあせ(飛び散る汗)
 昼夜ともほぼ同じ内容で、昨年の東京・大阪・名古屋公演と同様に、
 山左衛門(仲一郎改め)と鶴松(清水大希改め)も下手に控え、
 この日はご当地(神戸市東灘区)出身の芝のぶも途中から加わる特別版るんるん
 「(芝のぶは)一般の家庭の子ですが、
 20年頑張ってここまで立派になりました」と紹介する勘三郎と、
 「自分にできることは、歌舞伎で震災に遭われた方々を励ますこと」と、
 母(扇千景)の故郷でもある神戸への想いを吐露した扇雀が印象に残りました黒ハート

身替座禅:

 2001(平成13)年7月大阪松竹座≪仁左衛門・左團次・橋之助≫、
 一昨年12月南座顔見世≪菊五郎・仁左衛門・左團次≫以来、3度目の観劇るんるん
 山蔭右京:勘三郎は言うに及ばず、7月の巡業(東コース)を経て
 初役の奥方玉の井:弥十郎、太郎冠者:亀蔵も、役柄をすっかり手中に収め、
 現代にも通じる題材だけに、観客の反応もストレート黒ハート
 お三方も表情豊かに演じていて、観ていてとても楽しかったのですが、
 特に、座禅衣の陰から夫の帰りを待ち侘びる玉の井の表情にジ〜ンときてたらーっ(汗)
 単に嫉妬深い恐妻だけではなく、夫を深く愛する故の行動だということを、
 しっかり表現していたのがたいへん良かったですハートたち(複数ハート)

☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆

…というワケで、
昼の部終演から夜の部開演まで、約1時間半ほどのインターバルるんるん

しかし、神戸文化ホールは繁華街のはずれにあり、お茶をするにも事欠く始末ふらふら

…と、そこへ思いついたのが、ホール北側にある神戸大学医学部附属病院ひらめき
「こんなに大きな病院だから何かあるに違いない」と行ってみると、
1階にドトールコーヒー【グルメ・ネタはこちら黒ハート】が入っているのを発見exclamation 手(チョキ)

ホール⇔病院と、全く違う雰囲気の中あせあせ(飛び散る汗)いい気分転換になりましたるんるん

おまけに、ホールの裏手には…

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公演機材を運ぶ、襲名披露特別仕様のトラックがexclamation×2

流石に当日これを見た観客は稀だろうと思うと、
もぅ〜嬉しくて嬉しくてハートたち(複数ハート) \(^o^)/

ちなみにトラックは3台あって、演目が終わり次第、次々と大道具をバラして
衣装や小道具ともども積み込むんだろうなぁ〜と思いましたが…

写真をよ〜く見てみると、裃(かみしも)姿の右下に
しっかり“撮影 篠山紀信”とあるのには笑えましたわあせあせ(飛び散る汗)

☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆

【夜の部】

義経千本桜 木の実・小金吾討死・すし屋:

 3場通しの観劇は、
 2003(平成15)年7月大阪松竹座≪いがみの権太:仁左衛門≫以来るんるん
 仁左衛門の権太が、この方らしく家族の情愛を色濃く描いていたのに対し、
 勘三郎の権太は、泥臭い田舎のならず者の面を打ち出して、
 終盤、善人に戻ってからとの違いをより際立たせていた印象黒ハート

 前述の仁左衛門版でも同役の父弥左衛門:弥十郎は、安心して観られましたし、
 妹お里:七之助は起伏の多い役どころを、嫌味なく可憐に演じていた半面、
 あまりにも華やかすぎて、田舎娘に見えなかったのはご愛嬌でしたがあせあせ(飛び散る汗)
 忠臣の小金吾≪勘太郎(負傷休演)代役≫と合わせて、全場出演の大奮闘ダッシュ(走り出すさま)

 弥助実は維盛:扇雀は、登場しただけで上方の味を感じさせたのは流石でしたし、
 妻若葉の内侍:新悟は、弱冠15歳にして大役を動じることなく健闘し、
 権太女房小せん:芝のぶも堂に入った女房ぶりで、
 法界坊≪平成中村座大阪公演(2002年)≫の野分姫役から思えば、
 野田版 研辰の討たれ≪昨年7月大阪松竹座≫の芸者金魚役や、
 十種香≪今公演昼の部≫の腰元濡衣役を含めて、
 こういう役柄をこなせるようになったのは大きな強みですね黒ハート

ところで、坂東弥十郎公式サイトからの情報によると、
何と!この巡業公演がNHK(教育TV&BS-2)で放送予定とのことexclamation×2\(^o^)/
全国芝居小屋公演の録画だったら、もっと嬉しいですけどあせあせ(飛び散る汗)
巡業公演までOn Airされるとは思わなかったので、今からとても楽しみですハートたち(複数ハート)

☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆

…というワケで、ただいま10/6(金)AM1:45るんるん

NHKの放送予定ですが、
まずは10/29(日)22:00〜0:15の教育TV“芸術劇場”枠で、
「十八代目中村勘三郎襲名披露口上」と
「義経千本桜 木の実・小金吾討死・すし屋」をOn Airるんるん

しかも平成中村座名古屋公演での舞台録画だそうで、
もぅ〜本当に待ち遠しいですわ黒ハート
posted by Search-A at 23:55| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | KABUKI | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月29日

京都南座吉例顔見世興行、日程・演目・出演者発表

そのうち松竹の公式サイトでも報じられるでしょうが、
昨日≪8/28(月)≫付の読売新聞産経新聞京都新聞(=詳報)
および日刊スポーツサンケイスポーツによると…

吉例顔見世興行 ≪11/30(木)〜12/26(火)京都南座≫

昼の部 ≪10:30開演≫

1、「猿若江戸の初櫓」勘太郎、七之助、吉弥、愛之助
2、「寿曽我対面」
    我當、翫雀、橋之助、孝太郎、亀鶴、薪車、進之介、扇雀、秀太郎
3、「義経千本桜 道行初音旅」勘三郎、藤十郎
4、「義経千本桜 川連法眼館」勘三郎、勘太郎、橋之助、翫雀、仁左衛門
5、「お染久松 浮塒鴎」芝翫、七之助、橋之助

夜の部 ≪16:00開演≫

1、「平家女護島 俊寛」仁左衛門、秀太郎、孝太郎、愛之助、段四郎、我當
2、「口上」
3、「京鹿子娘道成寺 道行より押戻しまで」勘三郎、我當
4、「雁のたより」藤十郎、扇雀、愛之助、竹三郎、段四郎、秀太郎
5、「乗合船恵方万歳」翫雀、橋之助、孝太郎、愛之助、勘太郎、七之助

う〜ん…久々の南座出演に、襲名披露のトリを飾る公演ですから、
「野田版 研辰の討たれ」や「(三人)連獅子」に匹敵するような
勘三郎らしい“何か”をやってくれるはずるんるんと期待していたんですけれど…
やはり“顔見世”には勝てずといったところでしょうか?

でも、療養のため今夏の巡業を休演した勘太郎と、
昨年三月(東京・歌舞伎座)の出演を差し控えた七之助が、
当初の配役通り「猿若江戸の初櫓」に出演するのは嬉しいニュースですね黒ハート
posted by Search-A at 01:41| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | KABUKI | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月23日

中村勘太郎、9月巡業(西コース)も休演へ

6/21(水)の博多座公演で右ひざの靱帯を痛め
6/30(金)から7/31(月)の巡業(東コース)を休演した中村勘太郎ですが、
松竹Webサイトで既報の通り、
8/29(火)から9/27(水)の巡業(西コース)も休演とのこと…たらーっ(汗)

ワタシは9月に観劇予定だったので、
「やはり間に合わなかったか…」と非常に残念ですがもうやだ〜(悲しい顔)
11月は弟・七之助との巡業公演が控えていますし、
くれぐれもご無理なさらないように、今はただ治療に専念していただいて…ぴかぴか(新しい)

12月の勘三郎襲名披露顔見世興行(京都南座)で、
元気な姿を見られるのを心待ちにしています黒ハート
posted by Search-A at 02:23| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | KABUKI | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年08月15日

ビデオ鑑賞:PARCO歌舞伎「決闘!高田馬場」

親友からWOWOW舞台中継の録画ビデオをお借りして…

 ☆ PARCO歌舞伎「決闘!高田馬場」
 ☆ オリジナル・ミュージカル「オケピ!」
 ☆ 東宝ミュージカル「ベガーズ・オペラ」※第3幕冒頭まで 

…の3作品を鑑賞しましたので、その感想をサラッと書いてみようかと(^^)

☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆:・゜*・:☆

まず最初は、三谷幸喜作・演出の
PARCO歌舞伎「決闘!高田馬場」3/25(土)19:00開演のWOWOW生中継黒ハート

この作品は、飲んだくれの浪人・中山(後の堀部)安兵衛が、
決闘の策略に嵌まった伯父が遺した置き手紙を読み、
助太刀せんと決闘の場所・高田馬場へひた走るまでの
紆余曲折を描いたものるんるん

“歌舞伎”と見聞きしただけで、
難解だとか、敷居が高いなどと思われがちですが…ふらふら

舞台正面の壇上からの、
「PAPAPA PAPAPA PAPAPA PAPAPA PARCO歌舞伎見参!」に
いきなり度肝を抜かれがく〜(落胆した顔)

下手側通路を花道に見立て、回り舞台にブレヒト幕、
早替わりや劇中人形劇 etc. etc.
2時間10分の一幕ものと、短い上演時間ですが、
息をつかせず、飽きさせず、無駄が全くない展開に、
無声映画や活劇っぽい雰囲気を感じましたし黒ハート

情けなくてじれったいけど何処か憎めない染五郎≪中山安兵衛≫、
歌舞伎の“型”と演出とのギャップが笑わせる亀治郎≪安兵衛の親友≫、
いかにも人柄が良いんだけど実はワケありの勘太郎≪安兵衛の弟分≫と、
メインの3人は、他に二役または三役の強烈キャラを巧みに演じ分け、

安兵衛を慕う長屋の人々≪高麗蔵、宗之助、橘太郎、萬次郎≫や、
安兵衛の伯父≪錦吾≫、その他の出演者は勿論のこと、
浄瑠璃、長唄、囃子方から附け打ちに至るまで、実に生き生きと演じていて、

千秋楽前日ということで、すっかり舞台がこなれていたのも好印象でしたるんるん

…もし大阪で演るなら、シアターBRAVA!あたりかと思うんですけど、
いつになってもイイですから、何とか上演してもらえませんかねぇ〜あせあせ(飛び散る汗)
posted by Search-A at 23:24| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | KABUKI | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月27日

坂田藤十郎襲名披露
大阪松竹座七月大歌舞伎夜の部観劇記

チキンガーリックステーキのミニライブ・
ニューアストリアのカツサンドと続いた、7/22(土)の完結編(^^;)

地下鉄に乗って千里中央から大阪ミナミのど真ん中・道頓堀の大阪松竹座へ(^^)
この日の最後は、16:30から
中村鴈治郎改め坂田藤十郎襲名披露七月大歌舞伎(夜の部)の観劇♪

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※写真中央:見ず知らずの方が写ってしまったので顔を隠しています※

【一條大蔵譚 檜垣/奥殿】

2003(平成15)年10月御園座&同年12月南座以来に観る作品るんるん

しかし、吉右衛門(大蔵卿)の作り阿呆ぶりが絶妙だった御園座版に比べ、
南座版はそれからわずか1ヵ月後、しかも檜垣の場面は上演されなかったので、
思いっ切り割りを食ってしまったなぁ…というのが当時の感想たらーっ(汗)

…というワケで、
今回は、その南座版でも大蔵卿を演じた仁左衛門に注目でしたが、
本心を隠して“作り阿呆”に徹する吉右衛門に対し、
“可愛いお馬鹿さん”という感じだったのが、
はんなりとした風情を持つ仁左衛門らしいところで、
本心を明かしてからの凛々しさは、もぅ〜言うに及ばず黒ハート

前2演は芝翫・雀右衛門だった常磐御前の秀太郎は、
清盛が妾にしたのも納得できる艶やかさで、
華のあるところを見せた愛之助(吉岡鬼次郎)、
堅実な孝太郎(お京)ともども松嶋屋親子2組共演を飾りかわいい

敵役と言えば右に出る者のいない團蔵(八剣勘解由)、
武家の妻らしい落ち着きと忠義心の家橘(勘解由女房鳴瀬)と、
それぞれの個性が際立っていた作品でしたるんるん

【京鹿子娘道成寺】

鴈治郎改め藤十郎の襲名披露演目で、
こちらの観劇は昨年4月の勘三郎襲名披露(歌舞伎座)以来るんるん

前回が非常に豪快だったせいかあせあせ(飛び散る汗)藤十郎の花子はオーソドックスに感じたものの、
道行では藤色の地に桜花、鐘入りでは赤地に金の鱗(うろこ)模様と、
いつもの娘道成寺と違う衣装で意気込みを見せかわいい

翫雀、壱太郎、進之介、愛之助、孝太郎をはじめ、
所化を上方歌舞伎の次世代を担う成駒屋と松嶋屋の若手で揃え、
中でも、花子に金の烏帽子を渡す役どころが
前回の勘三郎版では岳父の芝翫だったのに対し、
今回の藤十郎版では孫の壱太郎だったのが、とても対照的でした黒ハート

しかし、藤十郎による劇中口上での、
ズラリと並ぶ所化の青い頭が、何とも可笑しかったですねぇ〜あせあせ(飛び散る汗)

【魚屋宗五郎】

昼夜通して唯一初見の演目でるんるん
あらすじを読んで、かわいそうなハナシかと思いきや…
ところがどっこいexclamationワタシのツボにどっぷりハマって、今公演のイチ押しexclamation×2

小気味良い七五調の台詞と祭り囃子に乗せ、
実直な宗五郎(菊五郎)が禁酒の誓いを破り、
酔態から酒乱へ豹変していく様子がもぅ〜最高に笑わせて、
非業の死を遂げた妹への想いを吐露し、
酔いが醒めて恐縮する姿を、人間味溢れる好演ハートたち(複数ハート)

そんな宗五郎を見守る女房おはま(時蔵)は、
2002(平成14)年10月御園座「芝浜革財布」以来、久しぶりに見る夫婦役で、
世話女房らしい情緒が自然に滲み出て、すっかり安心して見られましたし黒ハート

いい味を出していた権十郎の小奴三吉と、團蔵の宗五郎父太兵衛、
 ≪今では叶わぬことですが、松助の太兵衛も見たかった…たらーっ(汗)
宗五郎とのやりとりのギャップが面白い召使おなぎの孝太郎、
温情豊かに接する家老浦戸十左衛門(段四郎)から、
「酒が好きだから酒屋に奉公してるんだい!」の
丁稚与吉(松下誠寿※子役)に至るまで、
アンサンブルの良さを感じさせる逸品で…るんるん

大詰は、宗五郎の「これからは、禁酒!禁煙!健康家族!!」のアドリブに、
殿様(磯部主計之助:翫雀)が「堅固で健康で暮らせよ〜」の、見事なオチexclamation×2

長かったけどあせあせ(飛び散る汗)気分良く過ごせて、とても楽しい一日でした黒ハート
posted by Search-A at 02:09| 大阪 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | KABUKI | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年07月03日

坂田藤十郎襲名披露興行、大阪松竹座で初日

7/2(日)に中村鴈治郎改め坂田藤十郎襲名披露七月大歌舞伎
大阪松竹座で初日を迎え、
スポニチニッカン報知サンスポデイリーで報じられていますが、
ニッカン以外の4紙は共同通信の配信記事の受け売り…

まぁ、関西では昨年12月に京都南座の顔見世興行
お披露目を済ませていますから、仕方がないのかもしれませんけれど…たらーっ(汗)
posted by Search-A at 08:02| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | KABUKI | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月27日

続報:中村勘太郎、巡業(東コース)も休演へ

6/25(日)の投稿からの続報ですが…

松竹Webサイトをはじめ、産経新聞
共同通信(⇒スポニチサンスポデイリー)で既報の通り、
6/30(金)から7/31(月)の巡業(東コース)は残念ながら休演 もうやだ〜(悲しい顔)

手術については、6/28(水)に行われる精密検査の結果次第とのことだそうです…たらーっ(汗)

まぁ、こればかりは致し方ありませんからねぇ…たらーっ(汗)
後遺症に悩まされることのないよう、療養に努めていただきたいものですわ…ぴかぴか(新しい)
posted by Search-A at 00:17| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | KABUKI | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月25日

中村勘太郎、右ひざ靱帯断裂で博多座休演!

博多座の公式HPでは報じられていませんが、
各サイト&ブログの情報を総合したところによると…

博多座にて現在上演されている
十八代目中村勘三郎襲名披露六月大歌舞伎の6/21(水)夜の部で、
自身が主役を務める五変化舞踊「雨乞狐」の雨乞巫女の場面の最中に
右ひざの靱帯が切れ、しかもそのまま踊り通して悪化させ、
翌日から千秋楽≪6/26(月)≫まで休演、
本人は既に帰京していて、とりあえず手術に踏み切るとのこと… がく〜(落胆した顔)

中村屋サイドからも症状についての正式発表がない上に、
6/30(金)からは全国巡業が控えているだけあって、
非常に心配で仕方がないのですがもうやだ〜(悲しい顔)
踊り手にとっては大事な箇所の怪我ですからねぇ…

御本人もさぞかし悔しいことでしょうが、
どうかくれぐれも無理なさらず、今は治療に専念していただいて、
また舞台で元気な姿が見られることを心から願っています…ぴかぴか(新しい)
posted by Search-A at 03:43| 大阪 | Comment(0) | TrackBack(0) | KABUKI | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月29日

詳細決定:大阪松竹座「坂田藤十郎襲名披露 七月大歌舞伎」/
       「松竹大歌舞伎 十八代目中村勘三郎襲名披露」    

今週は、東京・国立劇場「元禄忠臣蔵」初の全編通し上演や、
 ≪朝日読売ニッカンサンスポ中日
来年3月にパリ・オペラ座で歌舞伎初上演のニュースがありましたが、
 ≪朝日・毎日(その1その2)・産経スポニチ
   ニッカン・報知(その1その2)・サンスポ夕刊フジ中日

大阪松竹座「坂田藤十郎襲名披露 七月大歌舞伎」の演目・配役決定と、
松竹大歌舞伎 十八代目中村勘三郎襲名披露」の公演日程と配役発表
大阪在住のワタシにとってのビッグ・ニュースるんるん

まず、関西では昨年末の京都南座・吉例顔見世興行以来となる藤十郎襲名披露、
楽しみなのは、唯一初見の演目あせあせ(飛び散る汗)「魚屋宗五郎(夜の部)」と、
勘九郎(現・勘三郎)の印象が強烈な「夏祭浪花鑑(昼の部)」で
新・藤十郎が初役の団七九郎兵衛をどう演じるか、
それと、前回観劇時≪2003(平成15)年12月京都南座≫は
奥殿のみの上演で物足りなさを感じたたらーっ(汗)「一條大蔵卿(夜の部)」、
タイトルロールの仁左衛門が、
檜垣/奥殿の二幕でどんな“作り阿呆(あほう)”ぶりを見せるか?ですね黒ハート

一方、先日の「全国芝居小屋公演」製作発表で、演目のみ発表されていましたが、
できれば奥方玉の井を見たかったあせあせ(飛び散る汗)「身替座禅(昼の部)」と、
2001(平成13)年11月の平成中村座で
いがみの権太を演じた「義経千本桜(夜の部)」が勘三郎襲名披露狂言、
その他は、襲名≪1995(平成7)年1月大阪中座≫以来11年ぶりとなる
扇雀の八重垣姫に、他は全員初役の「本朝廿四孝 十種香(昼の部)」に、
昼・夜ともに「口上」がつくラインアップ黒ハート
しかし「義経千本桜」の権太の女房・小せん役が未発表なんですけどたらーっ(汗)
いったいどなたが演じるんでしょうか…ねぇ?
posted by Search-A at 23:55| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | KABUKI | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年04月22日

「中村勘三郎襲名披露 全国芝居小屋公演」製作発表

「十八代目中村勘三郎襲名披露・松竹大歌舞伎 全国芝居小屋公演」の
製作発表が4/21(金)に行われ、朝日毎日読売の一般紙と、
ニッカンスポニチ報知サンケイ中日の各スポーツ紙で報じられていまするんるん

個人的には、来年4月に行われる
四国こんぴら歌舞伎大芝居での襲名披露を期待していたんですけれどあせあせ(飛び散る汗)
全国8ヶ所の芝居小屋と、高校の体育館を改装しての“平成中村座”での公演、
昔ながらの芝居情緒が味わえそうですし、
勘三郎ならではのあせあせ(飛び散る汗)奇抜な演出が観られるかも黒ハート

なお、演目は中日スポーツのHPにある通り、
  昼の部:本朝廿四孝/口上/身替座禅
  夜の部:口上/義経千本桜
スポーツ報知の紙面によると、全国巡演全体の日程は
6/30(金)〜7/31(月)と8/29(月)〜9/27(水)とのことでするんるん
posted by Search-A at 18:51| 大阪 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | KABUKI | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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